これがポスター
カラそうです!

10/23(sat) デュオ・ヴィガドーのコンサート

 












 昨日亡くなったハムスターが埋葬されたペット霊園へ。
 あらためて「ごめんなさい」の思いが込み上げます。
 願わくば、幸せな人間としてどこかで生まれ変わっていて欲しいです。

 夜、新宿のパウエル・フルート・ジャパンのアーティストサロンへ出かけました。
 となりの市に住む、ピアニストの鈴木美奈子さんとチェリストの川上徹さんによるユニット「デュオ・ヴィガドー」のコンサート。
 「ビストロ・ムジーク〜ラテン・スパイス!〜」と題してスペイン&南米ものの特集のようです。
 チラシやプログラムを見た感じでは、気楽にくつろいだ気分で聴く雰囲気かな?と、思いきや!内容が濃くて一音も聞き逃せない緊張感が・・・プロレスかと思ったらバーリ・トゥードだったみたいな。(プロレスが緊張感ないわけじゃないんだけど)
 前半はスペイン系。グラナドスのアンダルーサ&オリエンタル、《ゴイェスカス》の中の”嘆き、またはマハとナイチンゲール”という曲、カサドの”親愛なる言葉”と無伴奏チェロ組曲の3楽章。
 鈴木美奈子さんのピアノ。変幻自在とはこのことと思うような揺れとダイナミクス!各小節ごとに「こうあるべきだ」という言葉が見えてきそうな決然さというか。ちゃんと聴かなきゃもったいないですね。ずっとフタ全開だったのも嬉しかったです。
 川上さんのチェロは、日本では聴けない音というか、やっぱりいつ聴いても強力ですね。もちろん音楽も素晴らしく、深い呼吸でこちらまで引き込まれます。
 後半はフルートの清水理恵さんがプラス、。3人でも組んでいらっしゃいますが今日はゲストとしての出演です
 南米系のプロで構成。まずヴィラ=ロボスの《ジェット・ホイッスル》という曲。いわゆるホイッスル・トーンではなく、ホイッスルを描写した曲で初めて聴きました。
 マウアーという人のラテン・ソナタも初めて聴く曲。チックっぽい感じで、モントゥーノやモザンビーク、カリプソなどのパターンが「さりげなく」入ったセンスの良い曲でした。途中V-Y-U-Xが登場して「おっアドリブ突入か」と思わせましたが、やはりそれは無し。
 最後にピアソラのアディオス・ノニーノ。やっと耳なじみのピアソラサウンドでちょっと緊張感から開放。実は本日唯一のトリオでの演奏で、やはり3人になるとさらにステージが熱くなりますね。
 クラシック系で「凄みのあるアンサンブル」というのは普段なかなか味わえないんですが、今日は凄かったし濃かったー!


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